中国では、春節は7日間の大型連休となりますけど、だからといって7日間で終わるわけではないんです。昔は旧正月をまる一ヶ月間祝う習慣がありました。今は、昔と同じように一ヶ月祝うことはありませんが、ほとんどの地域で旧暦の正月15日、つまり「上元の夜」まで祝い続けます。「上元の夜」は「元宵節」とも言うのです。今年は確か2月17日です。人々の気持ちはまだまだ春節から離れていないようです。確かに春節がもう終わったかと思うと、なんとなく寂しいような気がします。でも、春節が過ぎれば、もう間もなく春が訪れますので、新しい一年の始まりって気がして、元気が出てきますね。中国の古い諺には「一年之計在于春(一年のはかりごとは春にある)」というのがあります。昔は農家の人々は、春節が過ぎると、農作業の準備を始めました。日本にも同じような「一年の計は元旦にあり」というのがあります。都会に住んでいる人々も、新しい一年の生活や仕事の計画を立てて、気持ちをリセットして頑張らなくちゃいけませんね。
それでは、今週の番組では、中国人の生活に関わる最新情報のほか、チャイナライフでは、あるモーコ族の春節についてお届けします、北京暮らしは北京の「縁日」にスポットを当てます。ぜひ最後までお聞きください。(エーリン)
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