春の到来が遅い今年の北京。放送局の庭に植えられている長野のリスナーの皆さんから寄贈されたソメイヨシノは、いつもなら、3月下旬か4月初めに満開になりますが、今年は先週末になってようやく開花しました。長時間待たせたからでしょうか、今年は花よりも葉っぱのほうが先に顔を覗かせました。

　さて、これまでの一週間、世界の動きはもちろん、中国国内でもほんとに様々な事が起きました。

　・何よりもショッキングな出来事は、青海省でマグニチュード7.1の大地震が起きたことでした。この地震により、現在までにすでに2000人以上の犠牲者が出ています。死者8万人を超えた四川大地震の発生からまだ2年も経っていません。四川大地震の教訓や救援の経験が生かされているのでしょうか。特集でお伝えします。

　・中国の不動産市場はわずか一週間で、ムードががらりと変わりました。先週、加熱気味の不動産市場の引き締めをはかるため、中国政府は投機的な住宅売買に歯止めをかける規制を発表しました。果たして、市場の反応はどうなっているでしょうか。

　・上海万博の開催まで残り10日ほどとなりました。万博の開催を大きなビジネスチャンスと見て、取り組みを始めた企業も数多くあります。今日は、7000万人になるだろうと見込まれている万博の来場者にグルメ情報を提供するレストラン検索サイト「ぐるなび上海」の取り組みについて、同社の池澤勇夫総経理のインタビューをお送りします。（燕）