去年10月、CRI・中国国際放送局と四川省政府の共同制作による特別クイズ番組『四川、パンダの故郷』の特別賞を受賞して、10名のリスナーが四川省を訪れました。5月12日、四川大地震発生後、この10人のリスナーから相次いでメールや電話がありました。10人の人たちはそれぞれ被災地の住民を慰問しました。
その中で、インドのクマール(N.Bala Kumar)さんからは真っ先にCRIに電話がかかってきました。クマールさんは地震の詳細を聞いて、次のように話ました。「地震のニュースを聞いて、びっくりした。四川という言葉は私にとってとても懐かしいものだ。去年、クイズの受賞者として四川の旅に招かれた際、その自然環境がとても印象的だった。しかし、現在、被災地の人々が地震災害で苦しんでいることを思うと、心の痛みが止まない」。
同じく受賞者で、ルーマニアのドゥミトルゥ・マリン(Dumitru Marin)さんは、「地震発生わずか1時間後にルーマニアテレビのニュースで知った。私は、家族、友人及び同僚と共に、被災地の人々、特にあの無邪気な子供たちに心からお見舞いを申し上げ、また、犠牲者に哀悼の意を表す」と被災者を慰問し、犠牲者への哀悼を伝えました。
また、ロシア、ドイツ、モンゴルの受賞者もそれぞれ、電話やメールで、四川大地震に心を痛め、被災者たちができるだけ早く危険な状態から脱出できるように希望しました。
イタリアの受賞者、ルカ・ブレシアニ(Luca Bresciani)さんは地震後、ずっとCRIのイタリア語HPで、最新の情報に接しています。「(HPを通じて)大勢の救助作業に携わる人が時間と戦っているのを見た。時間は命、作業のテンポを速めれば、より多くの人を救助できるから。中国人、特に四川の人々が今回の災難から抜け出すことが出来るよう祈っている」と話しました。
モロッコのリスナー、ボウオウディナ(Idriss Bououdina)さんは中国政府の速やかな災害対応に感心したと言っています。「中国の胡錦涛国家主席が被災地へ見舞いに行き、中国の指導者が被災地住民に関心を寄せているのを見て、心が温まった。中国人は必ず今回の災難から抜け出し、やがて、美しく現代的な四川を再建すると信じている」。
このほかに、積極的に義捐金の募金活動を行っている人もいます。中国系アメリカ人のリン・ジャン(蒋天融Ling Jiang)さんは中国語学校の教師です。地震発生直後から、ずっと被災地への募金活動を行っています。「故郷が被災して、兄弟のような人々が苦しんでいるとき、海外にいる中国系アメリカ人として、被災地の支援に力を尽くす義務と責任があると思う。私は14日の夜から15日の朝までかけて、近くの中国語学校で募金を呼びかける文章を作った」と述べました。
また、ベトナムのリスナー、レー・ティ・キム・ザン(Le Thi Kim Giang)さんは「いったい四川ブンセンの被災地に何をすればいいのか分らない。唯一できるのは、友人や教え子達に募金を呼びかけることだ。金額は少ないかもしれないが、私たちの誠意だ。このような考えを持つリスナーはきっと大勢いるでしょう」と中国の被災者のために力を尽くそうとしています。
今回の地震が起きてから、日本のほかに、多くのCRIのリスナーからお見舞いのメッセージや義捐金を寄せていただきました。その中でも、イランのリスナー、モハマド・ホマヨン・メーア(Mohammad Homayoun Mehr)さんの話した「この困難な時期、私の心は中国人と一緒にいる」という言葉の暖かい気持ちに私たちも感謝しています。(整理:東)
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