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編集作業中の益子さん |
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、書籍…日本人が中国を知るためのツー ルにはさまざまなものがあります。そんな中、北京から現地の情報を伝えるインターネット動画サイトが昨年オープンしました。「日中コミュニティネット放送(通称「CJ WEB」)」というサイトです。
このサイトの目的は、大きく分けて以下の2点です。
1、在中日本人を対象に、中国(北京)の有益な情報を日本語で発信
2、中国に興味を持っている全世界の人を対象に、中国の生の情報をリアルタイムで発信
代表の益子知大(ちひろ)さんは、2004年7月から約1年半、北京に留学した経験があります。そのとき、さまざまな経験を通して、北京に暮らす日本人同士の結びつきや情報網の体制が弱いことを痛感しました。もともとテレビやラジオなどのメディアに詳しかった益子さんは、自分でメディアを立ち上げることを思い立ち、準備期間を経て、2007年7月正式に「CJ WEB」をスタートさせました。
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代表の益子さん(左)とスタッフ福島さん | 動画は、耳で聞いたり文字で読んだりするよりも、何倍もの情報を一気に送出できるという強みがあります。それを活かし、さまざまなリポート番組を作成するほか、掲示板の運営や取材コーディネート業務なども行っています。また、北京に留学する日本人留学生もボランティアスタッフとして加わっていることから、身近な視点による親しみやすい番組が多いことが「CJ WEB」の魅力です。主な番組には、剣道や華道などの日本文化を学ぶ中国人を取材する「日本の心」や中日の大学生が共同制作する「中国を満喫してっチャイナ」などがあります。
今年2008年は北京オリンピックが開催されます。「CJ WEB」としては、北京市民の生活に目を向けて報道していくそうです。
「オリンピックを機に、中国人の何が変わって何が変わらないのか。また、日本人を始めとする外国人の中国に対する印象が、どう変化するのか。そういうことを、日本人として見届けたいですね。良くも悪くもさまざまな情報を発信し、日本人が中国を判断する材料にしてもらえたらと思います」(益子さん)
CJ WEB(日中コミュニティネット放送)
http://www.cjweb.jp/
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