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国華投資山東墾利1ギガワット海上太陽光発電プロジェクト
中国国家エネルギー集団は、国華投資山東墾利1ギガワット(GW)洋上太陽光発電プロジェクトの最初の発電ユニットが13日、正常に送電網に接続されたことを明らかにしました。同プロジェクトは世界最大のオープン型洋上太陽光発電プロジェクトであり、世界初のGW級海上太陽光発電プロジェクトでもあります。同プロジェクトの送電網への接続成功は、海上太陽光発電産業の大規模化な発展に重要な実証的役割を果たしました。
国華投資山東墾利1GW洋上太陽光発電プロジェクトは、中国東部の山東省東営市東部の沖合8キロメートルの外洋に位置します。プロジェクトの海域面積は約1223ヘクタール、総設備容量は1GWで、ブロックごとの発電・集中系統接続方式で建設されました。
このプロジェクトは、世界に先駆けて大型海上鋼トラスプラットフォーム式固定杭基礎施工技術を採用し、2934基の太陽光発電プラットフォームを設置するもので、各プラットフォームの長さは60メートル、幅は35メートルで、中国の太陽光発電産業分野で初めて66キロボルトの海底ケーブル+陸ケーブルの大容量・長距離送電技術を応用し、送電容量が大きく、コストが削減されます。プロジェクトが完全に送電網に接続された後、年間発電量は17億8000万キロワット時に達し、中国の一般的な都市住民約267万人の1年間の電力消費量をほぼ満たすことができ、年間約50万3800トンの標準石炭を節約し、年間約134万4700トンの二酸化炭素排出量を削減できる見込みです。
同プロジェクトはまた「漁光一体」開発方式を採用し、漁業養殖と太陽光発電の立体的総合開発利用を実現し、漁業養殖の年間収益は2700万元(約5億8000万円)を超え、海域の総合利用価値をさらに高める見込みです。(HJ、榊原)
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