北京
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今年の梅雨入り以来、長江流域では大雨がしばしば発生し、今年の第1号と第2号の洪水が発生しました。水利部は三峡ダムをはじめとする長江の本流と支流の水流制御機能を持つダムを科学的に調節して、洪水抑止と減災効果を最大限に発揮させています。
三峡ダムは主に長江上流からの流水に対する貯水や事前放流などの方式を通じて中流の荊江区間の安全を重点的に保障しており、同時に洞庭湖と長江の合流点がある城陵磯港地区の洪水抑止の機能も兼ね備えています。同ダムには洪水抑止のための容量として221億5000万立方メートルがあります。
長江では今年の第2号洪水が7月11日に発生しました。長江委員会は改めて関連部門と連携し、金沙江、雅礱江流域などの連続した15基のダムを調整して三峡ダムの洪水抑止機能と連動させました。上流ダム群の洪水抑止貯留量は計68億5000万立方メートルです。うち三峡ダムの貯水量は52億8000万立方メートルで、長江上流ダム群の77%を占めています。
水利部長江水利委員会の陳桂亜チーフエンジニアによると、金沙江下流の烏東徳、白鶴灘、渓洛渡、向家壩の4つの大型ダムは現在も洪水抑止のための貯水を続けており、1日の貯水量は約3億5000万立方メートルに達しています。また、三峡ダムでの貯水により下流の水位を適度に下げることで、中下流の洪水抑止の安全性を引き上げることができるとのことです。(閣、鈴木)
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