39歳男性、胆のうから247個の結石を摘出、長年の朝食抜きが関係か

2024-07-17 15:12:08  CRI

胆のう結石患者の外科的検査を行う外科医

 中国中部、河南省の新郷市中心病院一般外科でこのほど、医師が腹痛で入院していた男性患者の李さんの体内から、手術で247個の胆石を取り除きました。専門家は、結石は朝食を抜くなどの悪習慣が関係しているのではないかと見ています。このケースはソーシャルメディアで広く注目を集め、多くのネットユーザーが驚きの声を上げ、悪い習慣がもたらす潜在的な健康リスクについて議論しています。

 報道によると、39歳の李さんは4、5年前から胆のう結石を患っていますが、さほど気にも留めていなかったといいます。普段は仕事が忙しいため、朝食を抜くのが習慣になっています。さらに、暴飲暴食、アルコール依存症、夜更かしや、脂っこい食べ物が好きなことなどが重なり、しばしば腹痛や消化不良の症状に襲われていました。検査の結果、李さんの胆嚢には大小さまざまの結石が満ちあふれており、比較的深刻な状態だったためで、医師はやむを得ず胆のうを切除する手術を行い、合計247個の結石を摘出しました。そのうち最大のものは1センチほどの大 きさでした。

 一般外科の副主任医師範有傑さんは、10年以上の医療経験の中で、これほど多くの結石を見たのは初めてだと語り、朝食を抜くと胆のうの内部に胆汁が長時間とどまって、すぐに排出できないため、胆石ができるのを誘発しやすいと注意を促しています。胆石は胆のうの正常な機能に影響を与えるだけでなく、時には急性胆のう炎、胆管炎などの深刻な合併症を引き起こし、極端な場合は生命に危害を及ぼす可能性があります。医師は、胆のう結石患者は、胆汁の排出と消化器系の健康を促進するために、食物繊維と良質なタンパク質を豊富に含んだ食品を多く摂取するべきだとアドバイスしています。(HJ、坂下)

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