杭州の自宅マンション売却と買い戻しで60万元稼いだ女性 ネットで話題に

2024-07-12 14:59:05  CRI

杭州のマンション(資料写真)

 中国東部の杭州市で住宅を購入したある女性は、6年前に売却した「老破小」(主要都市部にある築20年以上の中古住宅)と同じマンションを買い戻し、60万元(約1300万円)の純利益を得ました。彼女の住宅購入の話はネットユーザーの注目を集めています。

 山東省出身の若い女性劉芸さん(仮名)は2018年、故郷に戻って働きたいとの理由で、杭州市の中心部にある中古住宅「嘉匯マンション」の最上階51平方メートルの部屋を売却しました。この物件は最上階でエレベーターが付いているにもかかわらず、当時の売却価格は約180万元(約4000万円)とあまり高くはありませんでした。

 その後、劉さんは故郷に戻りましたが、かつて奮闘した都市・杭州を常に注目していました。今年上半期、杭州市の中心部では「老破小」の取引が盛んになりました。山東省にいる劉さんは、かつて自分のマンションを売った仲介業者のモーメンツ(中国IT大手テンセントが開発したチャットアプリの機能)で、以前のマンションとほぼ同じ面積の物件が125万元(約2800万円)であることを見つけました。そこで、劉さんはすぐに杭州に戻り、物件を見に行くことにしました。

 劉さんは、「現場に着いてびっくりした。この家は私が当時売ったマンションと同じ棟だ。しかも面積は同じ51平方メートルで、唯一違うのは当時の部屋は最上階だったが、今回は16階だったことだ。最上階でない方が賃貸しやすく、私にも合っている」と話しました。劉さんは物件を見てすぐに注文を決め、最終的に120万元(約2600万円)で成約しました。

 劉さんはさらに、「購入を決めたもう一つの理由は、この物件自体に賃貸契約がついているからで、月間賃料は3500元(約7万7000円)で、年間賃料収益率は3.5%に達している。預金金利に比べ、この収益率はかなり良い」と話しました。

 杭州貝殻研究院のデータによりますと、杭州では今年3~5月、不動産市場の規制が2度緩和された後、完全に撤廃されたため、杭州市の中古住宅ネット成約数は4カ月連続で8000件を超え、6月の成約数8849件と、昨年3月以来の最高を記録しました。(HJ、榊原)

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