中国初のジャイアントパンダ学院 学生募集スタート

2024-07-11 13:23:27  CRI

 中国では大学入試が終わり、各校が学生募集を進めている中、中国初のジャイアントパンダ学院も先ごろ学生募集を開始しました。

 ジャイアントパンダ学院は四川省林業・草原局と西華師範大学の共同建設により、西華師範大学生命科学学院を基礎に新設された二級学院で、ジャイアントパンダの保護研究を核心としています。今回は四川省内35人、省外15人の計50人の学部生を募集する予定で、同学院設立後、初の新入生になります。

 西華師範大学希少動植物研究所所長で、ジャイアントパンダ学院で教師を務める韋偉先生は、「ジャイアントパンダ学院では生命科学学院の教師のほか、中国科学院動物研究所、中国ジャイアントパンダ保護研究センターなどの専門機関からの専門家22人が専門家委員会委員として活動し、学院の発展を力強く後押しする」と述べました。

 ジャイアントパンダ学院設立後の主な専攻である野生動物と自然保護区管理専攻は、動物学、植物学などの総合学科を設置するほか、ジャイアントパンダ保護生物学研究進展などの特色ある専門課程を開設し、学生がジャイアントパンダに触れることができる実習機会を創出するとのことです。

 西華師範大学林学科の学部長で、ジャイアントパンダ学院で教師を務める黄燕先生は、「大学1年から3年まで研修と実習課程が設けられている。学生たちが栗子坪や唐家河などの国家級パンダ保護区や科学研究機関、動物園などに足を運び、研修と実習を行い、パンダの生息地、野外生存、飼育繁殖などの状况をよりよく理解することができる」と語りました。

 ジャイアントパンダ学院の教師によると、最初の新入生は4~7年の学習を経て、野生動物保護と研究分野の主力に成長することが期待されているということです。(ミン・イヒョウ、榊原)

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