ECの商品積んで西安とウルムチ結ぶ貨物列車が開始後約3カ月で100本突破

2024-07-03 17:28:04  CRI

 電子商取引(EC)で販売された荷物を満載したX387シルクロード貨物列車が3日午前、西安国際港という一種の貨物駅を出て、さらに西にある新疆ウイグル自治区の主要都市のウルムチに向かいました。ECの商品を運ぶシルクロード貨物列車の運行が始まったのは3月26日で、3カ月あまりで本数は累計100本を突破しました。

 X387貨物列車は、定時運行や決まった路線の運行など旅客列車と同様の方式で、ほぼ1日1便で運行されています。ECの商品である小荷物を運ぶ列車は毎日、古代シルクロードの中国側起点である西安から2700キロを走って37時間後にウルムチに到着します。所要時間は道路輸送よりも5時間ほど短くてすみます。

 列車が駅につくと荷物はその日のうちにトラックに積み替えられて出発するので、翌日には顧客に届けられます。輸送の時間効率は約12%向上しました。シルクロードEC用貨物列車は快速であるほか、長距離輸送での鉄道の強みを生かして、物流コストを10%削減できます。このことで、陝西省ひいては全国の物流企業の新疆ウイグル自治区に向けての貨物輸送で、費用対効果の高い解決策が提供されました。(任春生、鈴木)

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