35歳の女性 蚊をたたいてなんと骨折

2024-07-02 12:56:57  CRI

X線画像に写る骨折した李さんの人差し指

 中国中部の湖南省長沙市在住の女性、李さんは1日、市内の第3病院の整形外科で診療を受け、「夏は蚊が多いが、蚊をたたいて手を骨折するなんて思わなかった。今後はカルシウムを摂り、骨粗しょう症を予防する」と感慨深げに語りました。

 第3病院の整形外科主任医師の李躍峰さんは、「骨粗しょう症は中高年層によく見られるが、内分泌などの疾患のある若者も罹患する可能性がある」と指摘し、「これらの人々は定期的に再検査を受け、医師の指導の下でカルシウムを科学的に補い、合理的に運動すれば骨折を避けられる」とアドバイスしました。

 李さんは最近、左手の人差し指が腫れ、痛みが止まりませんでした。病院で検査を受けると、なんと人差し指の中節骨の脆弱性裂離骨折でした。

 検査した放射線科の医師が李さんに最近けがしたかどうかを尋ねましたが、李さんは否定しました。しかし、よく考えると、前日の夜に蚊に刺され、手を振って蚊をたたこうとしたことを思い出しました。手は蚊に当たりませんでしたが、強く振ったため指が痛くてたまりませんでした。

 医師の診察によると、今年35歳の李さんは甲状腺がんの根治手術を受けたことがあります。術後、長期にわたって治療薬のユーシロクスを服用していました。そして、骨密度検査で、李さんの骨量が減少していることが分かりました。医師は、骨量の減少で骨がもろくなっているため、蚊をたたくという日常の小さな動作でも骨折する可能性があると指摘しました。

 医師の李躍峰さんは李さんの人差し指の中節骨をシーネで固定し、カルシウムの服用と、日光に当たってカルシウムを補給するようアドバイスしました。(任春生、藤井)

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