世界最大規模の航海保障システム構築済み=中国

2024-06-27 13:56:23  CRI

 交通運輸部の担当者は26日午前、国務院報道弁公室が開いた記者会見で、「中国は世界最大規模の航海保障システムを構築済みで、沿海の港湾と航路を全域カバーするシステムが実現した」と紹介しました。

 同担当者によると、中国の航海保障事業は急速に発展しています。沿海航路標識は2013年の1万2200基から23年には68.8%増の2万600基にまで増え、航路標識遠隔測定・遠隔操作はすべて「北斗測位衛星」による制御が実現しました。航海用海図サービスは、紙の海図から全面的に電子海図(ENC)にシフトし、オンラインでの発表・更新サービスを提供しています。23年に発行された中国沿海電子海図は492万点に達しました。

 中国はまた、北斗衛星をベースとした差動型GPS(DGPS)局23カ所と北斗連続運行基準局からなる沿海北斗地盤強化システム75基を建設し、センチメートル級高精度ナビゲーション・測位サービスを提供しています。世界最大規模の航海保障システムを構築済みで、沿海の港湾と航路を全域カバーするほか、沿海水上安全通信を全域カバーするネットワークも実現しました。技術の急速な発展に伴い、航海保障事業も、デジタル化・スマート化への転換・高度化が加速しているとのことです。(ミン・イヒョウ、柳川)

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