中国中部湖南省長沙市 1時間雨量は東京ドーム619個分

2024-06-26 11:21:45  CRI

 

まだ水が残り異臭も発する通りの低地

 中国中部の湖南省長沙市は24日、大雨に見舞われ、午前9時から同10時までの降水量は65.1ミリに達し、6月の1時間降水量の記録を更新しました。同市の総面積1万1819平方キロから計算すると、1時間の総降水量は7億6800万立方メートルに達し、東京ドームに水をいっぱいに入れたときの619個分に相当します。

 豪雨や洪水の発生後は往々にして各種ウイルス感染症の多発期を迎えます。豪雨に見舞われた中国南部広東省梅州市平遠県差干鎮瀬渓村では、低地であることから、街路の中央部分は泥やごみ、破損した家具や鳥の死骸で満ち、堆積した雑物は人の腰の高さに達し、連日30度を超える暑さの中、異臭を放っています。 

 水源が汚染され、泥が堆積し、家畜や家禽が死に、さらに暑さも加わって細菌が繁殖しやすくなり各種伝染病を引き起こしています。専門家は「豪雨・洪水後は、腸管感染症や蚊媒介感染症、皮膚病、自然疫源性疾病(病原体はネズミ、ウシ、ブタなどが保有する細菌に由来)が多発する」と指摘し、感染症の伝播を予防するため、飲用水と食事の衛生に注意し、汚水との接触を避け、蚊やハエやネズミの駆除をしっかり行い、できるだけ長袖の服や長ズボンを着用し、皮膚の露出を減らし、野外での野宿を減らし、草むらに直接座って休むことも避けるよう注意喚起しました。(雲、柳川) 

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