「2024(甲辰)年伏羲大典」が甘粛省天水市で開催

2024-06-21 13:28:33  CRI

 中国の民族と文化の始祖として伏羲を祭る「2024(甲辰)年伏羲大典」が21日午前、中国西部の甘粛省天水市内で催されました。今年の伏羲大典では伝統にのっとって、「起楽」、「太鼓と鐘の奏楽」、「祭文朗読」、「礼拝敬礼」、「楽舞と花籠の献上」、「祖先拝礼」の6儀式が執り行われました。

 伝説によると、伏羲は現在の甘粛省天水市である古成紀で生まれました。そのため、天水市には古くから伏羲を祭る伝統があります。天水市では1988年に、「伏羲大典」の催しが再開され、2006年には「太昊伏羲祭典」として第1期国家級無形文化遺産リストに登録されました。2014年からは、台湾海峡両岸で毎年同じ日の同じ時刻に伏羲を祭るようになりました。

 なお「甲辰」とは、10種類の干(十干)と12種類の支(十二支)の組み合わせで60の年を示す、中国で紀元前から用いられてきた紀年法にある年の一つです。

 今年の伏羲公祭にはこれまでと比べていくつかの違いがありました。まず、祭礼に参加する代表の範囲がより広くなったことで、次に、内容がより充実しました。さらに、台湾海峡両岸の交流がいっそう深まったこともあります。台湾地区と同じ日の同じ時刻に伏羲大典が行われるのは、今年で11回目でした。(ミン・イヒョウ、鈴木)

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