中国の宇宙船「神舟18号」 船外活動の映像が公開

2024-06-12 13:16:21  CRI

 

宇宙飛行士がロボットアームの上に立っていて、背景の半分は広大な宇宙、半分は青い地球

 中国有人宇宙事業弁公室はこのほど、宇宙船「神舟18号」の宇宙飛行士が船外に出て任務を遂行する動画を公開しました。同映像はソーシャルメディア上で注目を集めました。葉光富飛行士が青い地球を背景に船外のロボットアームの上に立つ映像は、人々の広大な宇宙へのあこがれをかき立てました。

 「神舟18号」の葉飛行士、李聡飛行士、李広蘇飛行士は5月28日、密接に協力して約8時間半にわたる初の船外作業を順調に完了しました。中国の宇宙飛行士として、最も長い時間の船外活動でした。

 「神舟18号」の乗組員の初の船外活動にあたっては、宇宙ステーションの小型アームに取り付けられたカメラにより、葉飛行士の船外活動の、素晴らしい映像が記録されました。葉飛行士はロボットアームの上に立ち、雲がうねる青い地球を遠く見下ろし、宇宙を散歩しました。背景の半分は広大な宇宙で、半分は青い地球であり、実に壮大な光景です。

 中国有人宇宙事業弁公室によれば、「神舟18号」は任務期間中に、さらに繰り返し宇宙飛行士の船外活動と機材を携帯しての船外任務が実施されるとのことです。

 宇宙飛行士3人の軌道上での滞在はすでに1カ月以上が経過しており、多くの科学実験が実施されました。その中には実験キャビネット内のサンプル交換、軸芯機構の補修作業、「夢天」実験モジュールの燃焼科学実験キャビネットの燃焼器交換、真空排気、廃気排出などがあり、さらに燃焼電磁弁の接続ケーブルの取り付も完了しました。また、素材関連の船外露出実験装置の組み立てや試験なども行われました。(非、鈴木)

 


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