豊尻でヒアルロン酸を400本注入した女性が感染症に

　ある中国人女性が豊尻のため、ヒアルロン酸を400本注入し、感染症になったことが9日、中国のSNSでトレンド入りしました。当事者の孟さんによると、臀部にはヒアルロン酸、シリコンオイルなどを含む物を注入したことがあるとのことです。

　孟さんは1日、タイの病院でヒアルロン酸400本余りの注入術を受けました。その後、臀部の皮膚が化膿し始め、病院に検査を受けに行ったところ、ヒアルロン酸を直ちに取り出さなければならないと医師に言われました。ヒアルロン酸の注入により、以前に注入したAmazingel（中国で開発された乳房などの増大用製剤、中国名：奥美定）や、シリコンオイルが刺激され感染に至ったということです。

孟さんのSNS投稿のスクリーンショット

　孟さんは投稿した動画の中で頻繁にまばたきをしており、これはヒアルロン酸の注入と関係があるとしています。孟さんは動画投稿で、「整形の際に顔に注入しない方が良い。時限爆弾のように健康に危害を与える可能性があるからだ」とネットユーザーに失敗した経験を紹介しました。

　孟さんはショート動画配信アプリのインフルエンサーであることが調査で分かりました。孟さんが投稿した内容の多くは整形と整形の失敗談に関するものです。孟さんは動画投稿アカウントのプロフィール欄に「投稿を16日間お休みします。全身の整形で240万元（約5148万円）を使いました」と表示しています。

　これについて多くのネットユーザーは、「このような方法で美しくなろうというのは理解できない」とコメントしています。ある整形外科医は、「ヒアルロン酸は豊胸や豊尻の注射に使ってはいけない。医学的な安定性に欠け、コストパフォーマンスが悪く、健康を害する潜在的な危険性がある」と説明しています。（殷、野谷、謙）