トランプ氏がTikTokアカウントを開設 フォロワー数はバイデン米大統領の10倍

2024-06-07 11:31:11  CRI

 トランプ前米大統領はこのほど、ソーシャルメディア「TikTok」にアカウントを開設して、動画を初投稿しました。動画の中でトランプ氏は「これは私の光栄で、今フォロワー数はわずか60万人余りだが、数日間で必ず1000万人を突破するだろう」と述べました。

△トランプ前米大統領の「TikTok」アカウントのスクリーンショット

 米メディアは、トランプ氏がTikTokにアカウントを開設した目的は、今年11月の大統領選を前にSNSなどで若い有権者との接触を広げるためだと指摘しています。

 TikTokに対するトランプ氏の態度は数年前と比べてがらっと変わっています。トランプ氏は大統領在任中、国家への脅威だとして、同アプリの禁止を試みましたが、連邦裁判所によって阻止されました。

 しかし、今年3月になって、トランプ氏はTikTokの禁止はフェイスブック(Facebook)などソーシャルメディア競合他社の事業を助長すると述べ、TikTokの禁止に公然と反対する立場を持つようになりました。

 このように言動が一貫性を欠くのはトランプ氏だけではなく、バイデン大統領も同様です。バイデン大統領はTikTokを禁止している一方で、その選挙陣営はTikTokアカウントを利用して選挙を支援するために定期的にコンテンツを投稿しています。今年2月には、バイデン陣営はすでにTikTokにアカウント(@bidenhq)を開設していますが、ただフォロワー数はあまり喜ばしい結果を得られず、30万人余りで推移しています。

 あるメディア関係者は、バイデン大統領のこのやり方は「偽善的」だとし、「彼とその陣営がTikTokの力と必要性を知っていることを示している」と評しました。

 11月5日に米大統領選の投票が始まるまで、2024年は米国の政治家が自らをアピールし、有権者の投票を呼び込む重要な時期となっています。そのため、TikTokは単なるライブコマースのプラットフォームであるだけでなく、世論を左右するソーシャルメディアとして、米国の現職と前大統領から緊密に注目されているのです。

 ちなみに、トランプ氏のTikTokアカウント開設から1日でフォロワー数はすでに330万人を超えました。(ZHL、野谷)


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