北京
PM2.577
23/19
国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事はこのほど、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/ CMG)のインタビューに、「IMFは今年、2回連続で世界経済の成長率見通しを引き上げ、世界経済は引き続き目を見張らせる強靭性を示しており、ソフトランディングを達成する自信が強まったと考えている。一方で、世界経済の成長見通しは依然として物価の上昇や高金利、地政学的情勢の緊張といった下振れリスクに直面していると考えている」と語りました。
ゲオルギエバ専務理事はまた、「新型コロナウイルスの世界的な大流行、ウクライナ危機、高インフレおよび高金利による打撃を受けたとはいえ、世界経済の実際のパフォーマンスはわれわれの1年前の予想を上回っている」と示した後、「過去40年間、中国は世界中の注目を集める成果を収めてきた。改革開放は中国国民に手厚い見返りをもたらした。未来を展望すると、改革の深化はグリーン発展とデジタル化転換の成長潜在力を解き放つと期待される。市場原理と資源配分を組み合わせることで、資本生産性と労働生産性を効果的に高め、経済成長を牽引することができると確信している。今や中国は急激な発展から質の高い発展へと舵を切っている。現在、中国はグリーン経済とデジタル経済に大量に投資し、国営企業と民営企業のために公平な競争環境を作っている。このような方向性は正しいものである。中国は国際社会およびIMFの積極的な参加者であり、中国の行動は自国の経験に基づいている。中国は長年にわたって、多くの加盟国を持つ多国間機関から学び、恩恵を受けてきた」と述べました。(張、坂下)
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