習主席 プーチン大統領と少人数会談

2024-05-17 12:43:40  CRI

 習近平国家主席は16日夜、中国を公式訪問中のロシアのプーチン大統領と北京の中南海で少人数が参加する会談を実施しました。

 習主席とプーチン大統領は池のほとりで銘茶を味わいながら、リラックスした雰囲気で共に関心を持つ戦略的な問題について深く交流し、ウクライナ危機を巡って踏み込んだ意見交換をしました。

 習主席は、「中国はロシアおよびその他の国と共に団結と協力を強化し、グローバルガバナンスを正しい方向に導き、共同で世界の公平と正義を守り、世界の平和と共同発展を促進するよう願っている」と述べました。

 また、ウクライナ危機について中国の一貫した立場と政治的解決に向けた取り組みを説明した上で、「いかなる重要な問題に対応する際も、表面に出ている部分だけでなく、見えない根本的問題を解決しなくてはならない。当面のことだけでなく、長期的に考えなければならない」と強調しました。また、「ウクライナ危機を解決する根本対策は、均衡的、効果的、持続可能な新型安全枠組みの構築を推進することだ」とし、「中国は、ロシア・ウクライナ双方が認め、各方面が平等に参加し、すべての案が公平に討論される国際平和会議の適時な開催を支持する」と述べ、ウクライナ問題の政治的解決の早期実現を推進し、そのための建設的な役割を引き続き発揮していく中国の姿勢を示しました。

 プーチン大統領は、「中国の発展の勢いは阻止できないもので、いかなる勢力も中国の発展と進歩を抑制することはできない」と述べ、「ロシアは中国やその他の『グローバルサウス』国家との協力を強化し、世界の公平と正義を促進し、より平等で多極化した世界の構築を推進していきたい」と述べました。

 また、中国がウクライナ問題において客観的で公正なバランスのとれた立場を堅持していることを称賛するロシアの姿勢を示した上で、「中国がウクライナ問題の政治的解決に向けて引き続き重要な建設的役割を発揮することを歓迎する」と表明し、ロシアの取り組みについて「政治交渉を通じたウクライナ問題解決に全力を挙げており、誠意を示したいと考えている。引き続き中国と緊密な意思疎通を保っていきたい」と述べました。(朱、藤井)

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