外交部 火に油を注ぐ米国のやり方はウクライナ問題解決の正しい道でない

2024-04-23 18:34:28  CRI

 外交部の汪文斌報道官は23日の定例記者会見で、ウクライナ問題に関する記者の質問に答えて、「米国は大規模なウクライナ支援法を打ち出す一方で、中露の正常な経済貿易往来にいわれのない非難をしている。そうしたやり方は虚偽に満ちたものであり、無責任だ。中国は断固として反対する」と述べました。

 汪報道官は「ウクライナ問題において、中国は客観的で公正な立場を一貫して堅持し、停戦協議を行うよう積極的に勧告して、政治解決の推進に努めてきた。中国は一貫して法や規則に基づいて、軍民両用の品目の輸出規制を行っている。中国はウクライナ危機を引き起こした国ではなく、当事者でもない。事態をエスカレート化させ、火に油を注ぐようなことはしていない。危機に乗じて漁夫の利を得ようとしたことがないことはなおさらだ。責任転嫁を受け入れることはしない」と述べました。

 汪報道官はさらに、「指摘せねばならないことがある。中国には平等互恵を基礎に、ロシアを含む世界各国と正常な経済・貿易の往来を展開する権利がある。妨害や破壊は受け入れない。中国は正当かつ合法的な権益の侵害を許されない」と表明しました。

 汪報道官は「われわれは米国に忠告申し上げる」として、「事態をエスカレート化させたり、火に油を注いだり、責任を転嫁することは、ウクライナ問題を解決する正しい道ではない。各国の安全保障上の合理的な懸念に配慮し、対話と交渉を通じて均衡のとれた、有効で持続可能な欧州安全保障の枠組みを構築することこそが唯一の正しい選択だ」と強調しました。(Yan、鈴木)

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