習主席　中独は互いの成功に向けて助け合わねばならない

　習近平国家主席は16日午前、北京の釣魚台国賓館でドイツのショルツ首相と会談しました。

　習主席は、「中独両国の産業チェーンとサプライチェーンは互いに深く組み合わされており、両国の市場は強く依存し合っている。両国の互恵協力は『リスク』ではなく、双方の関係の安定を保障し、未来を切り開くチャンスである。機械製造や自動車などの伝統的分野であれ、グリーン転換、デジタル化、人工知能などの新興分野であれ、両国には協力・ウィンウィンの巨大な潜在力があり、それらは速やかに掘り起こされるべきである。双方は互いの成功に向けて互恵・ウィンウィンの鮮明な特色を発揚しなければならない。中国は電気自動車、リチウム電池、太陽光発電製品などの輸出で世界の供給を豊かにし、世界のインフレ圧力を緩和しただけでなく、世界の気候変動やグリーン低炭素転換への対応にも大きな貢献をした。中独両国はいずれも実業立国であり、自由貿易と経済のグローバル化を支持している。双方は保護主義の台頭を警戒し、市場の視点とグローバルな視野を堅持し、経済法則に立脚して生産能力問題を客観的、弁証法的に捉え、一層の協力を模索しなければならない。中国は対外開放という基本国策を堅持し、ドイツが中国企業のドイツへの進出のために公平で、透明かつ開かれた、差別のないビジネス環境を提供するよう望んでいる」と述べました。（閣、坂下）