王毅外交部長 イラン外相と電話会談

2024-04-16 15:35:25  CRI

 王毅外交部長は15日、イラン側からの要請に応じて同国のアブドラヒアン外相と電話会談しました。

 アブドラヒアン外相は、イランの在シリア大使館攻撃に対する自国の立場を紹介し、国連安全保障理事会が同件に対して必要な反応をしなかったと述べ、「主権侵犯には自衛の対応をする権利がある」と、イランの姿勢を述べました。その上で、「地域情勢が非常に敏感になっている現在、イランには自制を保つ意欲がある。情勢をエスカレートさせるつもりはない」と述べ、「ガザ地区での即時停戦の実現を主張する。中国が停戦を推進し、域内の安定を回復し、域内諸国の協力を強化するために積極的に取り組んでいることを支持する」と、イランの立場を示しました。

 王部長は、「中国はシリアでのイラン大使館攻撃を強く非難し、断固として反対する」と述べ、同件は国際法に甚だしく違反するものであり、受け入れられないとする中国の立場を示しました。また、現在の情勢については「ガザ紛争がエスカレートして悪影響が広がっている。当面の急務は安保理決議第2728号を早急に実行して、ガザ地区での停戦を実現させることだ。また、民間人を確実に保護し、人道災害のいっそうの激化を防がねばならない」と強調しました。(朱、鈴木)

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