フィリピンの理不尽な意のままにさせることは決してない=国防部

2024-04-12 19:07:20  CRI

 国防部報道局長で報道官を務める呉謙大校は26日午後の国防部の定例記者会見で、最近、フィリピンが中国南沙諸島の一部の島・岩礁に侵入した問題についての質問に答えました。

 記者会見ではある記者が、「米国、日本、オーストラリア、フィリピンはこのほど、南海で初の合同海上演習を行った。また、最近、米日比の首脳が3カ国首脳会談を行い、アメリカが、フィリピンに対する航空機、船舶、武装部隊によるいかなる攻撃も、『米比相互防衛条約』の発動につながると発言したことが報道された。これは、この地域で中国が拡大させている経済的、外交的、軍事的影響力を打ち消そうという狙いがあるとの見方も出ている。これについて論評をお願いしたい」と発言しました。

 呉報道官は、「中国は一貫して、いかなる国家間の防衛協力も他の特定の国を標的にすべきではなく、地域の平和と安定を損なうものであってはならないと考えている。南海は地域諸国の共通の故郷である。われわれは一貫して対話と協議を通じて意見の相違を適切に処理することを提唱しており、外部勢力の関与や挑発によって地域の緊張を作り出すことには断固反対している。フィリピンはこのところ、域外勢力を引き込んで中国の南沙諸島の一部の島や岩礁に侵入する一方、中国によるいわゆる『弱い者いじめ』を匂わせるプロパガンダを展開している。中国は決して弱い者いじめをしたことはないが、決してフィリピンの理不尽な意のままにさせることはない。国家の主権と安全を守る問題において、中国軍は有言実行を貫いてきた」と強調しました。(hj、坂下)

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