仁愛礁問題は「大国と小国の問題」ではなく「是か非か」の問題だ=外交部

2024-04-03 21:19:19  CRI

 外交部の汪文斌報道官は3日の定例記者会見で、フィリピンのテオドロ国防相が発表した公開書簡について論じました。

 汪報道官は「フィリピンは何度も中国は『大国による小国いじめ』をしていると非難し、一方では中国の南沙諸島を不法占拠して権利を侵害している行為については一切触れない。これこそまさに宣伝の『わな』だ」と述べました。

 汪報道官は「フィリピンは1999年に軍艦1隻を仁愛礁に不法に座礁させ、中国の主権を甚だしく侵害した。中国は直ちにフィリピンに抗議した。フィリピンは同艦の回収を何度も約束したが、25年が過ぎても、フィリピンは軍艦を回収する約束を果たさないばかりか、軍艦を大規模に補修補強するための物資を輸送し、仁愛礁に恒久的な施設を建設しようとしている。フィリピンは両国の仁愛礁管理問題についての合意に背くだけでなく、『南海各方面行動宣言』にも背いた」と指摘した上で、「フィリピンの一時期以来の、域外勢力を引き入れて南海問題に介入させ、自らの私心のために地域国家の共通認識を破壊することの厭(いと)わない行為は、南海の情勢を拡大して複雑化する主たる根源だ」と述べました。(まげつ、鈴木)

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