北京の自動運転モデルエリア 6月に600平方キロメートルに拡大

2024-03-28 13:46:09  CRI

 

北京大興国際空港-亦荘間の自動運転有人モデルエリアがオープン

 北京市のハイレベル自動運転モデルエリアは2020年に建設が始まりました。現在はステージ3.0にアップグレードされており、今年6月には600平方キロメートルに拡大されます。そのうち440平方キロメートルは北京市東南部の通州区と北東部の順義区に位置しています。

 北京市は2020年9月に、亦荘で世界初の車・道路・クラウド一体化自動運転モデルエリアの建設を開始しました。試行作業の進展に伴い、自動運転モデルエリアは周辺100平方キロメートルにまで拡大しました。2024年に入り、北京の自動運転車はほぼ数日おきに新たな動きを見せ、無人清掃車や無人パトロールカーが次々と登場しただけでなく、無人タクシー、無人シャトルバス、無人大型トラックもテスト走行の対象エリアを拡大しています。

 計画によると、今年6月にはモデルエリアの範囲が現在の160平方キロメートルから600平方キロメートルまで拡大され、400箇所以上の道路交差点と10キロメートルの高速道路路側帯のスマート化設備、スマートシティネットワークが完全にカバーされて、都市級プロジェクトの試験プラットフォームが基本的に実現します。

 データによると、北京市のモデルエリアには既に累計800台以上の自動運転車両が配備されており、試験車両を投入している29社のメーカーに走行テスト用ナンバープレートが発行され、約3000万キロメートルの走行テストが行われています。北京市自動運転弁公室の責任者によると、北京市では2024年初めに、既に亦荘モデル区から大興国際空港までの自動運転による接続を実現しており、今後、条件が整い次第、北京南駅、豊台駅などの鉄道駅や大興空港、首都空港との接続も実現していく予定です。また、北京市では自動運転車に関する法整備が整然と進められており、北京市人民代表大会の2024年の立法審議プロジェクトにすでに組み込まれて、審議が進んでいます。(hj、坂下)

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