中国の調査船2隻がインド洋での漁業資源調査を完了

2024-03-26 14:43:03  CRI

 中国が自主建造した「藍海101号」と「藍海201号」科学調査船2隻がインド洋の漁業資源の総合調査を終え、このほど相次いで青島と上海の母港に帰港しました。

 今回のインド洋公海における漁業資源の専門的な調査は、中国の関係部門が国際的な取り決めに従って実施し、事前に関連地域の漁業管理組織への通知も行いました。中国人研究者100人あまりは3カ月以上の海上科学調査を通じて、実り多い科学の成果を収めました。

 「藍海201」の首席科学者である李霊智氏は、「北西インド洋の公海で110日間にわたる漁業資源調査を行った。合計航海距離は約2万カイリで、観測点103カ所での調査とサンプル採取作業を完了し、マグロやその他の水産生物112種を採集した」と説明しました。

 「藍海101号」と「藍海201号」は現在のところ、中国ではトン数が最大で、設備が最も先進的な遠洋漁業資源総合調査船です。全長は84.5メートルで船幅は15メートル、航続距離は1万カイリとのことです。

 今回の調査で得られた大量の海洋動物標本は、インド洋における中国の水産生物の採集と保存の空白を埋めるものです。これらの標本は生物学上の探査や研究だけでなく、重要かつ代表的なサンプルは国家漁業生物種質資源バンクに移されて、標準化された上で長期保存され、科学研究と新たな養殖種の開発に用いられます。(hj、鈴木)

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