中国 国際的核軍縮と核不拡散プロセスの推進を呼びかける

2024-03-19 11:11:11  CRI

 国連安全保障理事会は米ニューヨークで現地時間18日、核軍縮と核拡散防止に関する公開会合を開きました。中国の代表は、「中国はいかなる形の核軍備競争にも参加しない」と表明すると同時に、力を合わせて核軍縮と核不拡散プロセスを推進するよう、国際社会に呼びかけました。また、国連のグテーレス事務総長は、「世界中で地政学的緊張感が絶えず強まっている今、核リスクが高まっている」と指摘し、各国が対話をおこなうことや、核兵器の脅威を停止すること、核保有国が核兵器の実験を停止すること、軍縮の約束を履行すること、核兵器を先に使用しない共通認識の達成および核兵器の数の削減を呼び掛けました。

 中国の張軍国連常駐代表は、核兵器について「全面的禁止、徹底的廃棄、そして最終的に核兵器のない世界を構築することは、国際社会の共通の願いである」と述べたうえで、「現在の世界は国際安全保障環境が乱れ、冷戦思考が再び浮上し、核軍備競争と核衝突のリスクが絶えず上昇している。核拡散問題は依然として際立っている」と懸念を示し、核軍縮のプロセスの任務が重く、道のりは遠いことを強調しました。(朱、野谷)

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