フィリピンは挑発的ふるまいをやめ 情勢の複雑化を回避すべき=国防部

2024-03-15 21:01:14  CRI

 国防部報道局副局長、国防部報道官の張暁剛大校が15日午後、記者からの質問に答えました。ある記者が、「報道によると、先ごろ中国とフィリピンの海洋警察船が仁愛礁海域で再び衝突した。統計によると、今年に入り双方は係争海域で10回近い摩擦を起こしており、フィリピンの軍政関係者は中国の行動がより強硬になったと考えており、米国は『米比相互防衛条約』によるフィリピンへの支持を再確認した」として、中国側のコメントを求めました。

 張暁剛報道官は、「フィリピン側の船舶が5日、中国政府の許可を得ずに中国南沙諸島の仁愛礁付近の海域に侵入して、不法な『坐灘』軍艦に建築材料を含む物資を輸送しようと試み、その間、中国海洋警察の船に意図的に衝突した。中国海洋警察は法に基づき必要な管制措置を取っており、現場での処置は専門的、自制的、合理的かつ合法的だ。われわれはフィリピン側の挑発行為に強い不満を表明し、断固として反対する」と強調しました。

 張暁剛報道官はまた、「われわれはフィリピン側に独断で行動してはならず、係争の拡大や情勢の複雑化を招く、いかなる挑発的な動きも直ちにやめるよう警告すると同時に、一部の域外諸国に対して、フィリピン側が中国の権利を侵害する行動を支持してたきつける言動をやめ、南海の攪乱者にならないよう忠告する」と述べました。(MOKU、坂下)

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