中国で高校生のポッキーチョコレートでの“喫煙のふり”に学校から批判通告

2024-03-15 13:05:04  CRI

タバコによく似たポッキーチョコレート

 中国のインターネットで、13日、ある学校の「批判通告」が拡散され、議論を呼んでいます。それによると、中国東部の江蘇省徐州市の擷秀中学校(中国の中学校と高校はともに「中学校」のカテゴリーにある)で、ある高校生がポッキーチョコレートでタバコを吸うふりをして、学校から批判通告を受けたということです。

 学校の防犯カメラが記録した映像によると、2月29日午前11時ごろ、同校に通う高校1年の生徒が校舎の前で2階と3階にいる生徒と話しながら、指にタバコのような棒状のものをはさみ、時々口にくわえたり、空中に円を描くような素振りをしたり、3分ほど繰り返しました。

 この行為について、学生は「タバコ」のようなものはポッキーチョコレートだと主張し、学校側の取り調べに対して、6人の生徒がこの供述の通りだと認めました。

 生徒らは自分たちの受けを狙ったこうした行為が不適切で誤解を招きやすいものだったと認識し、非常に愚かだったと反省しました。

 これについてネットユーザーたちは、目立ちたがりは若者にはありがちなことだが、それは人を納得させるような実力や能力に基づいたものであるべきだとして、青少年にはこの件を戒めとして、浅はかなことに走らず、内なる誠実さと強さを追い求めてほしいとしています。

 また、学校のスタッフによると、「批判通告」は校内に限定したもので、キャンパス内に掲示はされますが、ネット上で公開することはありません。関与した生徒に対してはその他の処分はなく、学業に対する評価にも影響はないということです。(Lin、坂下)

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