中国海南島のレクサス販売店 「契約後の料金上乗せ」で謝罪

2024-03-15 13:09:52  CRI

 

 海口市内にあるレクサス販売店「中昇」

 中国南部の海南島海口市に住む王さんは、1月に市内のレクサス販売店でレクサス1台の売買契約を交わしました。しかし予約金も支払った後に、販売員から納車条件として10万元(約200万円)のサービス料を改めて要求されました。王さんが拒絶すると、店側から一方的に予約金が返金されました。同件はメディアに報道され、大きな話題を呼んでいます。

 報道によれば、王さんは1月16日に海口市内のレクサス販売店「中昇」で、予約金として5万元(約104万円)を支払ってレクサスの最新車種であるGX550を93万1873元(約1940万円)の売買契約を結びました。同車種は特殊配車であるため、予約金が返金されることはなく、5月10日までに納車する契約でした。

 しかし成約した当日午後には販売員から王さんに電話がかかってきて、10万元の付加価値サービス料を追加で支払わねば納車できないと告げられました。

 王さんは突然の要求を拒否しました。繰り返し交渉したのですが、王さんは納得しませんでした。すると、「中昇」は王さんの同意を得ずに3月5日に予約金を返金しました。

 王さんは市政府の主管部門に同件を訴えました。海口市商務局は3月8日に海口市市場監督管理局と共に、同店には価格法違反の疑いがあるとして店の責任者を呼び出し、説明を求めました。店側は聴取に対して、いわゆる「付加価値サービス料」を徴収する関連法や理由を挙げられず、5万元の予約金を無効として返金した理由も説明できませんでした。

 同店は3月14日、中国のSNS「微信(ウィーチャット/Wechat)」の公式アカウントを通じて謝罪声明を発表し、同件に関して不当な言い方で消費者に不愉快な経験をさせたことを理由として、販売責任者を解雇すること、店内の従業員に対するサービス教育を強化すること、料金を上乗せして販売する行為については社内調査をして根本的に是正することなどを約束しました。(Lin、鈴木)

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