中国代表 安保理で団結強化とコンセンサス結集を呼びかけ

2024-03-12 14:10:11  CRI

 国連安全保障理事会(安保理)は11日、安保理の作業方法をテーマに公開討論を開きました。中国の戴兵代表は安保理が団結を強化し、コンセンサスを結集して、平和と安全保障上の課題により適切に対応するよう呼びかけました。

 戴兵代表は、「安保理では長期にわたって、少数の常任理事国がいつも議題をリードし、草案作成や協議において個別の理事国が一国の思惑を集団よりも優先して多くの論争を引き起こしている。中国は議題の執筆は特権ではなく責任を意味すると一貫して主張しており、各国の意見を客観的かつ公正に聴取し、コンセンサスの結集に努めるべきであり、ダブルスタンダードを推し進めて政治的な操作を行ってはならない」と指摘した上で、「これまでの実践に基づいて、議題をリードする国に関する取り決めをさらに整理し、規範化して、より多くの国がより適切に議題リード国を務めるようガイドラインを提供すべきだ」と指摘しました。

 戴兵代表はまた、「常任理事国5カ国は冷戦思考を捨て、偏狭な地政学的観点を超越し、率先して団結と協力を強め、国際的なコンセンサスを積極的に結集して、安保理が世界の安全保障上の課題により適切に対応するよう推し進めていかなければならない」と強調しました。(ZHL、坂下)

KANKAN特集

ラジオ番組
KANKAN特集