『トップインタビュー』 訪中したシエラレオネのビオ大統領を単独取材

　シエラレオネのビオ大統領が北京市内で単独取材による『トップインタビュー』に応じました。ビオ大統領は今年になり初めて訪中したアフリカの国家指導者です。ビオ大統領は国交を樹立して52年の中国とシエラレオネの関係について、両国の友情の歴史における新たなキーワードは「平等、信頼、尊重」だと述べました。また、「中国は飛躍的な発展を実現した。中国式現代化は発展途上国の自主発展の道に選択肢と実践案を提供した」と称賛しました。中国の習近平国家主席に対する印象については、「終始一貫、全身全霊、一貫不変」と表現しました。

　ビオ大統領は中国式現代化や中国道路の最大の強みについて、「中国が急速に今日の成果を収めることができたのは、主に中国が有効な発展戦略を採用し、人々を効果的に動員したからだ。発展には指導者が計画を提出するだけでなく、人々が追随せねばならない。この発想が必要だ。中国の発展速度は驚異的と考える。だから、中国の歩みをたどって、中国がこのような急速な進歩を遂げた裏にどのような秘訣があるのかを知りたい」と述べました。

　また、習近平主席に対する印象について、「集中力が非常に強い。自らが国民に何をもたらしたいのかを知っている。外部の騒音に邪魔されず、将来のビジョンが明確だ。だから国民の支持を得て素晴らしい成果を上げている」との考えを示しました。

　両国関係については「われわれは両国関係がアフリカの他の国々の模範となることを望む。中国はわれわれにとって信頼できるパートナーだ。われわれは中国を支持することを約束する。また、中国は有言実行で、われわれを失望させたことがない」と強調しました。

　ビオ大統領はまた、インタビューの中で、中国・アフリカ協力フォーラムが中国とアフリカ協力の新たな一章を開くことを期待する考えを示しました。（非、鈴木）