機内で乗客が意識不明 山東航空が65分早く到着 懸命の救急

2024-03-06 12:25:04  CRI

 中国山東省のある旅客がこのほどソーシャルメディアに配信した動画によると、3日夜、彼が搭乗していた山東航空SC 4878便が河南省鄭州市から青島市に向かう途中、1人の乗客が突然意識を失いました。乗務員らが応急手当を施し、飛行機を1時間早く到着させるなどして懸命の救助を行いました。この乗客は実名で山東航空を称賛しました。 

山東航空の航空機(写真と本文は関係ありません) 

 この旅客が発表した動画には、機内で数人の乗務員が病気の乗客の世話をしている様子や、飛行機が青島空港に到着した際、救急車が赤色灯を点滅しながら待機している様子、その隣で担架を用意している医療関係者、他にも数人のスタッフがタラップで足早に飛行機に乗り込み、処置を行っている様子などが映っていました。

 撮影者によると、乗り合わせた2人の男性乗客が医療関係者で、機内の救急設備を使って緊急手当を施しました。また、機長は直ちに管制塔に知らせて救急車の手配を要請しました。幸いにも意識を失っていた乗客は着陸時には意識が戻っており、着陸後は地上のスタッフが救助を続けました。

 青島国際空港の救急室によると、その後、乗客の状況が好転し、検査の結果、体のすべての指標が正常だったことから、病院には運ばれなかったということです。(閣、坂下)

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