世界初のeVTOL 都市と海をまたぐ初デモ飛行に成功

2024-03-01 14:40:19  CRI

 世界初の電動垂直離着陸機(eVTOL)の海と都市をまたぐ航路が27日午後、中国南部の深セン市でオープンし、初飛行に成功しました。今回の航路は深セン市を離陸し、珠海市に着陸するもので、片道2.5時間かかる地上移動が20分に短縮されました。

 「空中タクシー」とも呼ばれるeVTOLは、上海峰飛航空科技有限公司が独自に開発した5人乗りの「盛世龍」で、コアモジュールは国産化を実現し、巡航速度は時速200キロに達します。耐空証明を取得した後、2026年に有人飛行を開始する予定です。

 eVTOLは、従来の空港や滑走路を必要とせず、ヘリコプターのように垂直離陸し、空中で固定翼飛行モードに切り替え、従来の大型機のように高速で巡航することができます。スマートフォンのプラットフォームで予約すれば搭乗でき、都市内と都市間の移動を実現します。大規模運営後のコストは、地上のタクシー専用車サービスに匹敵します。

 eVTOLに搭載されている機上5G通信端末「哈勃(ハッブル)1号」は、飛行時の動画のリアルタイム返信を確保し、深センと珠海の都市間飛行の高解像度ライブ配信を実現します。今後、モバイル5G-AはeVTOLなどの飛行機のリアルタイムのデータ送信をサポートするだけでなく、低空飛行機の安全監督管理の実現を後押しします。(ヒガシ、榊原)

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