北京
PM2.577
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中国科学院分子植物科学卓越革新センターの張余研究チームと協力者は、長年の研究を通じて、葉緑体遺伝子転写装置の構造を明らかにしました。この成果は1日に国際学術誌「セル」で発表されました。
植物葉緑体遺伝子転写装置の冷凍サンプル
この研究で、科学研究者は葉緑体遺伝子転写装置の三次元構造の解析に成功しました。葉緑体遺伝子転写装置は葉緑体遺伝子情報の読み取りと出力を担当することが分かりました。張余研究員によると、同チームは葉緑体転化技術を用いて、葉緑体のゲノムの中間に安定した、タンパク質の精製ができるラベルを打ちました。この方法で、安定した遺伝子組み換えタバコを獲得し、タバコ組織から質の高い葉緑体遺伝子転写装置を獲得しました。
その後、研究者はクライオ電子顕微鏡を用いて、このタンパク質装置の三次元構造を解析し、そこからその構造や働き方、制御方式を解明しました。
この研究は植物の光合成効率と二酸化炭素の吸収能力の向上に役立ち、将来的には農作物の生産量向上などの分野で重要な役割を果たすことが期待されています。(閣、野谷)
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