習近平主席 シエラレオネのビオ大統領と会談

　習近平国家主席は北京市内の人民大会堂で28日午後、中国を訪問中のシエラレオネのビオ大統領と会談しました。

　習主席は、「中国とシエラレオネには長い友好の歴史がある。双方は互いの核心的利益と重大な関心事に関連する問題で支持し合い、経済と社会の発展の分野で有効な協力を行い、世界の平和と発展などの問題で緊密に連携し、エボラ出血熱の流行とコロナ禍との闘いで困難を克服してきた。中国とシエラレオネの関係は中国とアフリカの連携と協力の模範と言える。中国はシエラレオネと協力して高いレベルの政治的相互信頼を固め、実務的で互恵的な協力を推進し、国際および地域の問題での協調を強化し、中国とシエラレオネ関係を新たな段階に押し上げることを望む」と述べました。

　ビオ大統領は、「中国はシエラレオネにとって信頼でき頼れる友人だ。双方は常に相互尊重と平等をもって接し、深い伝統的友好関係を築いてきた。習近平主席が提唱した『一帯一路』イニシアチブは、全人類の共通利益の促進に幅広い積極的な影響を及ぼしている。シエラレオネは一つの中国の原則を堅持し、中国が主権と領土保全を守ることを断固として支持し、中国が核心的利益を守ることを支持し、中国の経験に学ぶとともに『一帯一路』イニシアチブの構築における中国との協力を強化し、インフラ建設、貿易、教育、公共サービスなどの分野における協力を拡大することで、中国との伝統的な友好関係に新たな活力を注ぎ、中国との包括的な戦略パートナーシップを促進することを望む」と述べました。（ミン・イヒョウ、鈴木）