4回目の福島原発汚染水の海洋放出開始を受け外交部が論評

2024-02-28 18:57:54  CRI

 報道によると、東京電力は本日(2月28日)、4回目の福島原発汚染水の海洋放出を開始しました。3月17日まで続ける予定で、原発汚染水約7800トンを放出する計画とのことです。

 外交部の毛寧報道官は28日の定例記者会見で同件について記者から論評を求められ、「日本は国際社会の懸念と反対を顧みず、すでに2万3000トンを超える核汚染水を独断で海洋に放出して、汚染リスクを全世界に転嫁した。国際法にも合致せず極めて無責任だ。中国は断固反対し、日本側にこの誤った行為をやめるよう求める」と述べました。

 毛報道官は、「福島第一原発汚染水の処理設備では最近、洗浄作業中に作業員が廃液を浴びたり、浄化装置から汚染水が漏れたりする事故が相次いで発生している。これらは東京電力の社内管理が混乱し、日本政府の監督管理が不十分であることを浮き彫りにしている。日本による、いわゆる海洋放出は『安全』で『信頼できる』という言い分は国際社会をまったく納得させられない」と強調しました。

 毛報道官はさらに、「福島の核汚染水の海洋放出は全人類の健康や世界の海洋環境、国際的な公共利益にかかわる。日本は国内外の懸念を厳粛に受け止め、責任ある建設的な態度で適切に処理すべきだ。中国は、周辺隣国などの利害関係者が実質的に参加し、独立した有効で、かつ長期的な国際的な監視を構築することに日本が全面的に協力し、核汚染水の海洋放出が取り返しのつかない結果をもたらすことを防止するよう促す」と述べました。(ミン・イヒョウ、鈴木)

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