中国はなぜ今シャトル外交を展開するのか=外交部が説明

2024-02-28 20:17:18  CRI

 外交部の毛寧報道官は28日の定例記者会見で記者から、中国がこの時期にロシア・ウクライナ問題についてシャトル外交を展開する理由を尋ねられました。

 記者は、中国政府の李輝ユーラシア問題担当特別代表は3月2日からロシア、EU本部、ポーランド、ウクライナ、ドイツ、フランスを訪問し、ウクライナ危機の政治的解決に向けた第2回シャトル外交を展開することを挙げました。

 毛報道官はまず、「ウクライナ危機が全面エスカレートしてから満2年が経過した。戦争は依然として長引いている。当面の最も差し迫ったことは和平の回復だ」と述べました。

 毛報道官はまた、「われわれは過去2年間、和解を説得する努力を放棄せず、交渉を促す歩みを止めなかった」と説明した上で、「中国はロシアとウクライナを含む各国と深く意思疎通し、危機対応のために建設的な役割を果たしている。中国は『ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場』と題する文書を発表し、仲介のために特使を派遣した。中国側はこの危機を傍観しない。火に油を注ぐようなことはしておらず、ましてや漁夫の利を得てもいない」と述べました。

 毛報道官はさらに、「われわれが行っていることはすべて、戦争終結までの合意を形成し、和平交渉への道を開いて橋を架けるという一つの目標につながるものだ。今後も独自の役割を果たし、シャトル外交を行い、すべての当事者の合意を形成し、ウクライナ危機の政治的解決に中国の英知をもって貢献していく」と述べました。(hj、鈴木)

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