国家衛生健康委員会 国家児童地域医療センターを16カ所建設

　国家衛生健康委員会など10部門はこのほど、「児童医療衛生サービスの質の高い発展の推進に関する意見」を共同で発表しました。「意見」は、ハイレベルの児童医療サービスネットワークを建設し、国家児童地域医療センターのけん引する役割を発揮し、地域や省をまたぐ通院を段階的に減らすよう求めました。中国は現在までに、小児科医療資源が比較的弱い省で国家児童地域医療センター16カ所を既に建設しました。また、国家児童医学センター・北京児童病院は、河南省鄭州市、河北省保定市、新疆ウイグル自治区、黒竜江省に国家児童地域医療センター4カ所を建設しました。

　北京児童病院保定病院の田剣院長は、「保定児童病院の外来診療数は、年間延べ25万人から昨年は延べ72万人近くまで増えた。手術の難易度も著しく上がり、さらに重要なことは地元の医療従事者のレベルを引き上げたことだ」と紹介しました。

　国家児童地域医療センター16カ所が建設されたことで、良質な小児科医療資源もより均等に配置されることになりました。（怡康、榊原）