チチハル市の体育館屋根崩落事故の調査報告書発表 数多くの関係者に責任追及

2024-02-23 13:17:34  CRI

 中国東北部の黒竜江省応急管理庁の公式サイトはこのほど、黒竜江省チチハル市の第34中学校で昨年7月23日午後に発生した体育館の屋根が突然崩落した事故に関する調査報告書を発表しました。報告書は、事故発生の原因や事故の性質などの重要な情報を明らかにしたほか、数多くの関係者に対する責任追及を勧告しました。

 報告書によりますと、黒竜江省チチハル市竜沙区に位置するチチハル市第34中学校で2023年7月23日14時52分頃、体育館の屋根が崩落する事故が発生し、11人が死亡、7人が負傷し、直接的な経済損失は1254万1000元(約2億6000万円)になったということです。

 調査の結果、事故の原因は違法な修繕と建設、違法なパーライトの積み重ね、パーライトの積み重ねによる雨水の滞留で、これらにより体育館の屋根の荷重が大幅に増加して耐荷重限度を超え、瞬時に崩落して重大な生産安全責任事故を招いたと認定されました。報告書はまた、関係者や関連機関に対する処分について、関係者6人には司法機関による強制措置を、5人には司法機関への移送を勧告しました。(ミン・イヒョウ、榊原)

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