油絵の町フルンボイル 冬季スポーツ大会がテーマの油絵展開催

2024-02-23 12:00:12  CRI


展示会場

 中国北東部の内蒙古自治区呼倫貝爾(フルンボイル)市美術館では、同市で開催中の第14回全国冬季スポーツ大会(以下、「十四冬」)に合わせ、同大会をテーマにした油絵展が3月1日まで開催されています。


同展で最も目を引く「魅力的な十四冬」

 中国各地から応募された約400点の中から選ばれた100点が展示されています。最も注目されている作品は長さ6メートル、高さ1.8メートルと全展示作品の中で最大となる「魅力的な十四冬」(作者はフルンボイル学院の金敏副教授)で、「十四冬」の主な競技施設をバックに、現地の人々が喜んで大会を迎えている様子が描かれています。


全作品を対象にしたコンテストで1等賞に選ばれた「ひとりの雪原」(フルンボイル学院教師 柴力斌 作)

 冬季スポーツ大会やウインタースポーツのほか、内蒙古の伝統競技、冬の景色、少数民族の日常生活を描いた作品も数多く展示され、昨年11月下旬の開幕以来、3万人余りが訪れています。


「釘奪い」(牛車の車輪を固定する木製の釘を奪い合うエヴェンキ族の伝統競技。フルンボイル市の中等専門学校教師 関安平 作)

 フルンボイル市では、森林や草原など豊かな自然風景と少数民族の風情がある上に、100年以上前から西洋の絵画技法が伝わってきたこともあり、油絵が普及しています。昨年、同市を「油絵の町」にしようというキャンペーンが始まり、第一陣として16カ所の創作拠点が整備されました。今後は油絵の展示や表装、研究も強化するとのことです。(文と写真:斉鵬、校正:藤井)


「冬が好きな理由」(雲南芸術学院の大学院生 李爍 作)

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