フィリピンの黄岩島侵犯 「さらに踏み込んだ行動をとる権利を留保」と中国海警局

2024-02-23 16:38:43  CRI

 中国海警局の甘羽報道官は、フィリピンが中国の領土である黄岩島を侵犯したことに対し、「さらに踏み込んだ管理制御措置をとる権利を留保する」と示しました。

 甘報道官によると、フィリピン農業省漁業水産資源局の3002船が22日から23日にかけ、中国側の再三の制止と警告を顧みず、中国の黄岩島付近の海域に侵入しました。中国海警船がスピーカーにより数度の警告を行いましたが、無視されたため、法に基づきフィリピン船に対して追跡、監視、航路管制などの必要な措置を講じて退去させました。中国海警船の現場での措置は専門的かつ規範に沿ったものである上、正当かつ合法的で、理性的で控えめなものでした。甘報道官は「フィリピン側の行為は中国の主権を侵害し、国際法と国際関係の基本準則に対する重大な違反である。われわれはフィリピンに対し、侵害行為を直ちにやめるよう促すとともに、さらに踏み込んだ管理制御措置をとる権利を留保する」と示した上で、「中国は黄岩島とその近隣海域に対して争う余地のない主権を有している。中国海洋警察は中国の管轄する海域で法に基づいた権利保護・法執行活動を一貫して展開し、国家主権と海洋権益を断固として守っていく」と強調しました。(Yan、坂下)

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