漁船転覆 国務院台湾事務弁「台湾側に説明責任」

2024-02-22 13:44:22  CRI

 国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は21日の記者会見で、「2月14日に台湾側が大陸の漁船を乱暴に扱い、漁師2人が遭難した事件が発生した後、台湾側の責任者は海上警察当局による『法執行』の過程は不当でないと主張し、その暴力行為をごまかそうとした」と述べ、「台湾海峡両岸の同胞と犠牲者遺族の強い要請を受けて初めて、台湾当局は大陸漁船の転覆と乗組員に死傷者が出たことが台湾巡視艇の衝突によるものであることを認めたが、それでもなお、さまざまな理由をつけて責任を逃れ、事件の真相を隠蔽した」との見解を示しました。 

 朱報道官はまた、「今回の漁船転覆事件は決して他に類例のないものではない。2016年5月に民進党が政権の座についてから、台湾側は大陸漁民を乱暴に扱い、恣意(しい)的に大陸漁船の漁民を取り押さえる事件が頻発し、大陸漁民の権益に深刻な損害を与え、大陸漁民のグループに大きな経済損失をもたらし、大陸同胞の感情を傷つけた。われわれは大陸の漁民を乱暴に扱う台湾側の行為を強く非難し、生命を無視して『暴力的な法執行』をおこない、故意に事実の真相を隠す悪質なやり方を強く非難し、台湾側の事後のさまざまな非人道的で無関心な言動に強い憤りを表明する」と述べました。

 朱報道官はさらに、「台湾側が一刻も早く真相を公表し、責任者を厳罰に処し、被害者遺族の相応な要求を満たし、被害者遺族に対して厳粛に謝罪し、台湾海峡両岸の被害者遺族と同胞に説明することを要求する。われわれは断固として同胞の合法的権益を守り、このような事件の再発を絶対に許さない」と強調しました。(hj、榊原)

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