王毅外交部長の仏訪問、中仏関係の新機軸に向け良好なスタート=外交部

2024-02-21 18:50:33  CRI

 外交部の毛寧報道官は21日の定例記者会見で質問に答え、王毅外交部長のフランス訪問に関する状況を説明しました。毛報道官は王毅外相の今回の訪問は中仏国交樹立60周年に当たって最初の中仏の高官級訪問であり、中仏関係の戦略性を示し、中仏関係の新たな機軸に向けて良好なスタートを切るもので、訪問は順調に成功したと述べました。

 毛報道官はまた、「今年は中仏国交樹立60周年に当たり、承前啓後(過去を受け継いで未来を導き開くこと)、継往開来(先人の跡を引き継ぎ、将来の道を開く)という重要な意義がある。王毅外相の今回の訪問は中仏の戦略的意思疎通をさらに深め、政治的相互信頼を固めるもので、双方は引き続き実務協力と人文交流を拡大し、共に中欧関係と今日の世界を安定させる力となる」と紹介しました。

 毛寧報道官は、「今回の訪問で双方は、気候変動への対応、生物多様性の保護、持続可能な発展、農産物・食品、クリーンエネルギー・原子力の研究開発、人工知能(AI)、航空・宇宙、森林炭素吸収源などの分野での協力をさらに強化することで一致した。また、今年は中仏文化観光年であり、通年で数百回の人文交流活動を行い、直行便の便数を増やし、人的往来をさらに円滑化することでも一致した」と述べました。

 毛報道官はまた、「フランスは中国との戦略的協力を強化し、大国間の対立を避け、陣営間の対立を防ぎ、グローバルガバナンスを改善したいと願っている。欧州と中国がパートナーシップの位置づけを堅持し、効果的な協力を強化することを支持する。双方は、平和と安定には多極化が不可欠であり、引き続き戦略的協力を強化していくとの認識で一致した」と述べました。(オウギ、坂下)

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