映画を10時間以上鑑賞し続けた中国人女性 急性緑内障発作で手術室に搬送

2024-02-20 14:52:33  CRI

中国の映画館で映画を観賞する人々

 中国では今年の春節連休中(2月10~17日)、多くの優れた映画が各地の映画館で上映され、激しい興行収入争奪戦が繰り広げられ、観客の目を大いに楽しませました。しかし、このほど東部沿海地区の浙江省寧波市にある寧波大学付属第一病院に診察に来た患者は、映画鑑賞時間が長すぎたため、急性緑内障発作で手術室に搬送されました。

 50代の女性・劉さんはドラマ・映画鑑賞が好きで、普段からよく見ています。春節連休には多くの映画が同時に上映され、普通の観客はその中の1本か2本を選んで観賞しますが、劉さんは映画館で10時間以上も映画観賞を続けました。

 翌日に目覚めると、目が我慢できないほど痛かったため、寧波大学付属第一病院へ受診しました。検査を受けると、左目の視力低下が深刻で、視力検査表の最も大きい「E」の字がはっきり見えず、目の前にかざされた指さえぼんやりとしか見えませんでした。

 劉さんの治療に当たった医師は、「病院に来た時には目が赤く腫れ、眼圧も高かった。この症状と検査結果から、急性緑内障発作と診断した。また、検査で老眼であることも分かった。老眼の中高年の多くは緑内障体質で、暗い場所で長時間目を酷使すると緑内障を誘発しやすい」と話しました。

 劉さんはさらに検査を受け、急性緑内障発作と確定されました。薬物治療後に緑内障と白内障の同時手術を受け、術後の経過は良好です。

 医師は生活の中で必ず健康的な目の使い方をするよう注意喚起しています。(朱、藤井)

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