王外交部長「ウィンウィンこそ人類の未来」

2024-02-19 22:25:22  CRI

 王毅外交部長は現地時間18日、コルドバでスペインのアルバレス外相と共同で記者会見を行いました。

 ミュンヘン安全保障会議で世界は「多方面にわたる」苦境のリスクに直面しているとの報告書が発表されたことについて質問された王外交部長は、「ミュンヘン安全保障会議というプラットフォームは一貫して国際社会が直面している安全保障上のリスクに焦点を当てている。今年のテーマは世界が『多方面にわたる』苦境に陥るのかどうかというもので、それは世界情勢において頻発する混乱に対する欧州の反省と懸念を反映している」と述べました。

 王外交部長はまた、「中国は、『多方面にわたる』苦境のリスクは三つの原因に由来すると考えている。一つ目はゼロサムゲームをすることだ。二つ目はデカップリングとチェーンの切断であり、三つ目は、陣営の対立で、世界的な課題に直面して、人為的に分断を生むことだ」と指摘しました。

 王外交部長はさらに、「『さらなる損失』は各方面が断固として避けなければならない結果だ。私たちは手を携えて共に歩み、自らの利益を守る際には併せて他者の利益を考慮し、自らの発展を求める際には共同発展を促進し、それによってウィンウィンを実現させていくべきだ。ウィンウィンこそ人類の未来である。中国は各方面と共に、グローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブを実行に移し、中国式の現代化によって、世界により多くのチャンスをもたらすことを望んでいる」と強調しました。(藍、坂下)

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