王毅外交部長 南海関連の言われなき非難に反論

2024-02-19 15:29:04  CRI

 ミュンヘン安全保障会議に出席した王毅外交部長は現地時間17日、基調演説を行うとともに、その場で質問に応じ、「南海で中国が他者を威圧している」という誤った主張に反論しました。

 王部長は、「南海諸島は歴来の中国領土だ。1970年代に個別の国がその一部の島しょや岩礁を相次いで占領したが、中国は一貫して自制を保ち、友好的な協議を通じての問題解決に努めてきた。これを『威圧』と言えるだろうか」と述べました。王部長はその上で、「中国は2002年に東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国との『南海各側行動宣言』の締結を働きかけ、南海の平和と安定を力強く守ってきた」と指摘しました。また、「中国は現在、ASEAN諸国と協力して『南海行動規範(COC)』についての協議の加速に取り組んでいる。中国はこの『規範』を一日も早く、有効で実質的な意義があり、『国連海洋法条約』などの国際法に合致する地域の規則にすることを目指している。このことは、意見の相違をコントロールし、南海を安定させ、協力を促進することに有益だ」と述べました。

 王部長はさらに、「中国とASEAN諸国には、『規範』を達成し、南海の平和と安定および航行と飛行の自由を守ると同時に、その他の国の域内における正当な権益を保障する力と知恵を持っている」と表明しました。(朱、鈴木)

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