外交部 春節が世界に中国経済の活力を示した

　外交部の毛寧報道官は19日の定例記者会見で、終わったばかりの辰（たつ）年の春節大型連休期間中、中国では文化・旅行消費が旺盛で、特に海外旅行は非常に活発で、中国人観光客の足跡が世界の125カ国に及んだことについて、記者からコメントを求められました。

　毛報道官は、「中国とのビザ相互免除国が増えるにつれ、インバウンドとアウトバウンドのブームが絶えず盛り上がっている。10日からの春節の8日間の大型連休中、中国から海外へ、海外から中国へという双方向の動きが世界中の観光消費をピークに押し上げた。国連世界観光機関（UNWTO）は、2024年は中国のインバウンドとアウトバウンドの回復が加速し、世界の観光市場の回復を推進するだろうと見込んでいる」と述べました。

　今年の春節はまた、世界に中国経済の活力を示し、年間を通した市場見通しと自信を奮い立たせたと見られています。春節の大型連休期間中、中国国内の観光客の旅行総消費額は6326億元（約13兆1760億円）に達し、コロナ禍前の2019年と比べると7.7%増加しました。また、春節期間中の映画興行収入は80億元（約1666億円）で、過去最高額を更新したということです。

　毛報道官はまた、「われわれは引き続き国内外の人的往来の円滑化を推進し、ハイレベルの対外開放を後押しして、各国が中国のチャンスを共有するためのよりよい条件を提供していく」と述べました。（藍、坂下）