王毅外交部長が第60回ミュンヘン安全保障会議に出席し、スペイン、フランスを訪問＝外交部

　王毅中国共産党中央政治局委員、外交部長が16日から21日まで第60回ミュンヘン安全保障会議に出席し、『中国特別セッション』イベントで演説するほか、スペイン、フランスを訪問し、フランスで中仏戦略対話を行うことが分かりました。外交部報道官が15日、これについて記者団の質問に答え、「ミュンヘン安全保障会議は世界的に重要な影響力を持つ国際戦略と安全保障政策の年次フォーラムであり、王毅中国共産党中央政治局委員、外交部長が出席し、人類運命共同体の構築、平等で秩序ある世界の多極化の提唱という中国の主張を説明する」と述べました。

　報道官はまた、「スペインはEUにおける重要な国であり、中国の包括的な戦略パートナーで、外交部長のスペイン訪問は約6年ぶりとなる。中国は今回の訪問を通じて両国指導者の共通認識をさらに具体化し、引き続き国交樹立50周年の友好ムードを継続して相互信頼を固め、友情を増進し、協力を拡大することを望んでいる」と強調しました。

　報道官はさらに、「今年は中仏国交樹立60周年に当たる。先ごろ、両国の指導者は共に努力し、次の60年に向けた中国とフランスの包括的戦略パートナーシップをより強固で活力に富んだものにしていくことを強調した。王毅外交部長は今回の訪問でフランスとの2国間会談を行うほか、フランスのボヌ大統領外交顧問と新たな中仏戦略対話を行う」と述べました。（MOKU、坂下）