春節連休で訪問ペットシッターが人気 日当2万円超

2024-02-13 14:04:23  CRI

 中国人の春節の楽しみ方は、年々変化しています。春節そのものは変わらない一方で、新しい現象や、新しい職業がどんどん生まれています。今年、40日間にわたる春運(春節前後の特別輸送態勢)の期間中には、延べおよそ90億人が観光や帰省、レジャーのために出かける見通しで、それに伴い、多くの人が直面するのが、留守中、ペットたちをどうするのかという問題です。

 春節連休中、ペットを専門施設に預けるほか、留守番をするペットへの餌やりや掃除、ペットと一緒に遊ぶことなどを行う専門スタッフを選ぶ人も増えています。これは、ペットシッターと呼ばれ、新たな職業として人気を集めており、連休が始まる前から、すでに多くのペットシッターの予約は埋まっている状況でした。

春節連休中のネコへの訪問給餌、1日2万円以上

 2カ月前、この仕事に従事する池さんには春節期間中の訪問給餌の予約が殺到し、1月末には、あまりの予約の多さから受け付けを締め切らざるを得ませんでした。池さんによると、予約は、全部で150件以上あり、多い日は1日20件あったということです。連休中の1件分の平均料金80元(約1600円)から計算すると、この春節連休で1万元(約20万円)を超える収入が得られることになります。

 ほかにも、オンラインペットサービスを提供するプラットホームのほか、多くの人は連休を利用してSNS上で訪問給餌の情報を発信しており、料金は、距離やペットの種類、サービスの種類によって、だいたい1回30〜100元(約600円〜2000円)だということです。

 業界団体の最新データによると、2022年の中国ペット経済産業の規模は前年同期より25.2%増の4936億元(約10兆2510億円)になり、2025年には8114億元(約16兆8510億円)に達する見込みです。(殷、MI)

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